『経営戦略論入門:経営学の誕生から新・日本型経営まで』波頭亮・著(PHPビジネス新書)
経営戦略論入門: 経営学の誕生から新・日本型経営まで (PHPビジネス新書)
- 作者: 波頭亮
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/04/18
- メディア: 新書
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【本の概要】
経営戦略論の歴史がキレイにまとまった本。
【読書メモ】
1890年頃 産業革命
①テイラーの科学的管理法
②ファヨールによる経営の体系化
1930年頃(大恐慌)
③メイヨーによるホーソン実験による心理学的側面
→①〜③が、経営学の土台を築いた
その後、チェスター・バーナード(米国)の組織の性質に関する研究→組織マネジメント研究の出発点
1960年頃 経営戦略論誕生
既存製品だけでは成長が望めなくなったため、経営のテーマが内から外へ
→ 近代的経営戦略とは、内と外(コントロールとストラテジー)の経営マターの有機的統合によって構成される
アルフレッド・チャンドラー 「組織は戦略に従う」
この時代に開発された分析手法やコンセプトが「PPM」、「SWOT分析」、「4P」
PIMS研究 → 米国経営学会最大の研究。経営学の発展に大きく貢献。企業がどのような経営戦略をとれば収益が効率的に上がるのかについて、大量の実証データに基づいて分析を行い、法則性を探求。
1973、79年 二度のオイルショック
→高度経済成長が止まって、低成長時代に突入→シェア争いが本格化
1980年頃 戦略の時代
マイケル・ポーター 「競争の戦略」
フィリップ・コトラー 「マーケティング原理」
ヘンリー・ミンツバーグ 戦略論に対する異論。ホンダの米国進出の事例。90年代中盤から注目を集める