Seiji's blog

読書メモ

『本棚にもルールがある』成毛眞・著(ダイヤモンド社)

 

 Kindle版 本棚にもルールがある

 

読書メモ

1. 書評の文章に書き手の個性は必要ない。個性を表現するのは、どんな本を選ぶか。

 

2. 本棚に入れる本は、本棚を見た人がどういう印象を抱くかを考慮する。無難な本を見せるくらいなら、いっそ本棚は持たない方がいいくらいだ。

 

3. 仕事の本は本棚に入れない。仕事の本しか読まない人は出世できないし、つまらない人生しか送れない、と著者は考える。 

 

4. 他人と差をつけたければ、他人とは違う本を読むべき。「どんな本が好きですか」と聞かれたら、ベストセラーにはなっていない、面白かった本を答える。

 

5. 必要な本棚は3つ。(1)新鮮な本棚(買ったばかりの本)、(2)メインの本棚(サイエンス、歴史、経済はぜったい)、(3)タワーの本棚(辞典やハンドブック、格言、名言集など、ふとしたときに参照したくなる本、脳の外付けUSBのイメージ)

 

6. 名言集は新しい視点を引き出してくれる

 

7. 優秀な経営者はみな例外なく大変な量の本を読んでいる。「良い本」を「大量に」読んでいる。そのために、「退屈だな」と思った本を無理して読むという時間の無駄などをしてはならない。

 

8. 書評に個人的な思い入れは不要。書評は読書感想文ではないし、文芸作品でもない。ただ、面白いという事実だけを伝えることに全力を尽くすべき。書評の読み手は書評の書き手に、特に興味は持っていない。

 

9. 書評のための基礎テクニック

書名は二重カギ括弧でくくる

語尾は統一する

修飾する側とされる側を離しすぎない

同じ表現を繰り返さない

表記を統一する

漢字の割合は30%〜35%

 

文字量は最多2000字、最小1200字

著者のすすめる構成 総括①(どんな風に面白いかを端的に紹介)→総括②(①で言い切れなかった面白さを自分の言葉で)→エピソード①(具体的に書く、“”で引用もする)→エピソード②(一番面白い箇所)→(感想)(どう面白かったかを短く)→挿絵や装丁(ビジュアルな魅力)→想定読者→まとめ(読み手にこの本を読むという決断をうながす)

タイトルには、書名、著者名、出版社名

 

 

 

本棚にもルールがある

本棚にもルールがある